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令和8年度 県民提案・回答 農林水産に関すること
令和8年8月1日 福島における新産業について
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(提案)
果樹王国として名を馳せる福島ではありますが、後継者不足や従事者の高齢化、果樹自体の老化により、年々休耕地が目立つようになりました。
果樹は一年に一回の一発勝負的な要素もあり、ひとたび台風等の被害に遇えば全滅というリスクも避けられません。
そこで、提案したいのが、「薬用作物」「原料生薬」の栽培です。近年漢方薬の認知度や需要が急激に高まってきました。
しかし、原材料は大部分が中国からの輸入に頼っているのが現状です。最近は輸出側の出し渋りや価格のつり上げも目立ってきました。
この地は
・平坦で利便性の高い場所の休耕地が多い
・栽培に適した風土
・豊富な水資源
・陸路・鉄道・空路 共に恵まれる
生産が軌道にのれば、製薬会社や創薬産業へも繋がるでしょう。新しい産業が根付けばゆくゆくは人口の流出に歯止めがかかります。
600年も前に御薬園を有した福島。これからの若者たちの為、是非ご一考ください。
(令和8年8月1日 60代 県北方部)
(回答)
ご提案いただいた「薬用作物」や「原料生薬」の栽培についてお答えします。
近年、漢方薬の需要は全国的に伸びています。漢方製剤の生産額は、この5年間で約34%増加しました。一方、漢方薬の原料となる生薬の約8割は中国から輸入されています。
これまで中国産の生薬は、品質や価格の面で優位性がありました。しかし近年、中国国内での需要増加や自生薬用植物の減少により価格が上昇し、安定的な調達が課題となっています。そのため農林水産省では、薬用作物の国内生産を拡大するための取組を進めています。
福島県でも、薬用人参(おたねにんじん)、桑の葉、菊いも、サフラン、シャクヤクなど、さまざまな薬用作物が栽培されています。中でも薬用人参は、会津地方で江戸時代から栽培されてきた歴史ある特産品であり、福島県は長野県、島根県と並ぶ国内有数の産地として知られています。一方で、東京電力福島第一原子力発電所事故後の中国による輸入規制や、生産者の高齢化などの影響により、薬用人参の栽培面積は年々減少しています。
こうした状況を踏まえ、県では令和4年度から、薬用人参の栽培に必要な資材の導入を支援しています。また、作業の省力化や収量向上につながる新たな栽培技術の開発・普及にも取り組んでいます。
薬用作物は、高齢化が進む中山間地域においても取り組みやすく、地域の特色を生かした農業として期待されています。県としては、薬用人参をはじめとする薬用作物の生産拡大を図り、地域の活性化につなげていきたいと考えています。
(令和8年8月24日 農林水産部園芸課 電話番号024-521-7355)
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