福島大学「地域×データ」実践教育推進室による『福島県統計書』データ化プロジェクトについて
福島大学が学生と共に統計書のデータ化プロジェクトを立ち上げました
福島大学「地域×データ」実践教育推進室が、県統計課で保管する『福島県統計書』を学生と共にデータ化するプロジェクトを立ち上げ、明治14(1881)~昭和34(1959)年の地域別人口・世帯数を公開いたしました(昭和30(1955)年からは『福島県統計年鑑』)。
当課では、すでに昭和35年(1960年)以降の市町村別人口データを公表しており、今回の取組と合わせることによって、144年分にわたる県内の人口動態を一貫して把握できるようになります。
『福島県統計書』は、現在の『福島県統計年鑑』にあたるもので、原本は福島県統計課で閲覧可能です。
実際のデータについては以下の出典からご覧ください。
出典:加藤穂高.「明治14~昭和34年の福島県 地域別人口データの公開について」.2025年3月14日.(https://region-data.net.fukushima-u.ac.jp/information/536/)
昭和35年以降の市町村別人口については、当課の以下のページからご覧ください。
福島県の推計人口(福島県現住人口調査)の過去の結果(https://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/11045b/15847.html)
プロジェクトに参加した学生たちが3月13日(木曜日)に県庁にて発表会を行いました
(参加した学生の感想)
統計書のデータを見やすい形に整えることの難しさを実感した。データの入力ミスがないかどうかの確認を何度も行うことに加えて、郡の変遷なども考慮してデータをまとめていくことが特に困難であった。
しかしこのことから福島県の郡の変遷を学び、また新たな知識を得ることができて、貴重な体験になった。
データから読み取れることだけでなく、漢数字から算用数字に切り替わった瞬間であったり、手書きの有無であったりと実際に書物の見た目から歴史を感じることもでき、多面的な発見を得ることができた。
今回は現住人口に関してのデータを取り扱ったが、ほかにも興味深い項目が数多くあるため、テーマの範囲を広げていけたら良いと思う。