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令和6年度 交流会の様子

印刷用ページを表示する 掲載日:2024年12月19日更新

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  〈開会・青木会長あいさつ〉       〈講話の様子・講師 池田拓也様〉     〈高校生語り部の発表の様子(1)〉  

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  〈高校生語り部の発表の様子(2)〉     〈高校生語り部の発表の様子(3)〉         <意見交流の様子(1)>          <意見交流の様子(2)>

 

 令和6年11月19日(火曜日)に、富岡町文化交流センターで、令和6年度ふくしま震災伝承者交流会が開催されました。

 今回のテーマは「思いをつなぐ震災伝承」。

 東日本大震災・原子力災害の発生から13年が経過し、風化防止・風評払拭のために活動している震災等語り部は、高齢化や後継者不足など、現在さまざまな課題を抱えている一方で、今後、震災の記憶・経験がない世代が増えていくことから、風化の加速化が心配されています。

 震災の記憶や経験がない世代へ震災伝承をする上で大切なことは何か。昨年度の交流会の参加者から多くいただいた声が「思いをつなぐ」でした。そして、そのことが今年度の交流会のテーマとなりました。

 当日は、過去最高の80人以上が参加。会は日頃から「ふくしま震災伝承」で多くの御指導をいただいている福島大学准教授の前川直哉先生の全体進行のもと始まりました。

 はじめに、灘中学校・灘高等学校教諭であり、「あすパ・ユース震災語り部隊」「ふくしま学宿チームHyogo」代表でもある、池田拓也様から、講話「知らない震災を語り継ぐ神戸の若者たち」をいただきました。池田先生からは、ご自身の実践を通して、「震災を知らない世代だからこそできること」について話をしていただき、これからの福島の震災伝承の課題解決に向けた大きなヒントとなりました。

 次に、「高校生語り部発表」では、福島県立ふたば未来学園高等学校2年生3人に、紙芝居での語りを発表していただきました。震災の記憶があまりない世代による語りを聞いた参加者からは、「若い世代の頑張りに勇気をもらった。」「次の世代につなぐヒントをたくさん感じられた。」など、これからの伝承活動に希望を感じられる前向きな感想を多く寄せられました。3人とも、とてもすばらしい発表でした。

 最後は、恒例である参加者同士の「意見交流」を行いました。少人数グループでの話し合いということもあり、今年も各グループにおいて、テーマに沿って、さまざまな視点で活発に意見交流する参加者の様子が見られました。

 事後アンケートからは、「盛りだくさんの内容で、たいへん勉強になった。」「毎年、この交流会を楽しみにしている。」など、満足の声をたくさんいただきました。

 参加された皆さん、今年度もありがとうございました。