気をつけて!不安をあおる分電盤の点検商法!
印刷用ページを表示する 掲載日:2025年7月25日更新
「分電盤の点検にいきます」の電話から始まる勧誘に注意!
「分電盤の点検商法に関する相談が2024年度に入り急増しています。」との情報が独立行政法人国民生活センターから出されています。
相談事例では、業者が電話等で突然分電盤やブレーカーの点検を持ち掛けて訪問し、「すぐに交換しなければ漏電して火事になる」などと不安をあおりその場で分電盤の交換を迫る手口がみられます。中には電話口で電力会社やその委託会社と名乗り、信用させる例もみられます。
実際に修理等が必要な場合でも、その場ですぐに契約せず、慌てずに周囲に相談したり、十分に比較・検討した上で、慎重に契約しましょう。
□対応のポイント
- 分電盤を含む家庭用の電気設備については、4年に1回の法定点検が電力会社に義務付けられています。法定点検の場合は、必ず事前に書面で通知の上、登録調査機関の調査員証を携帯した調査員が来ます。点検後にその場で何らかの契約を勧誘することはありません。参考まで、一般社団法人送配電網協議会のホームページをご覧ください。
- 分電盤に限らず、点検を持ちかける突然の電話や訪問には注意しましょう。
- 電話などで点検を持ちかけてきても、まず安易に点検を承諾せず、周囲の人に相談したり、事業者を自分で調べたり、調査員証の提示も必ず求めるようにして、慎重に対応してください。
- 分電盤は経年劣化により故障する可能性があります。心配な場合は電力会社等に相談しましょう。
- 特定商取引法上の訪問販売に該当する場合は、契約書面を受け取った日か8日以内であればクーリング・オフできます。困ったときは、早めに福島県消費生活センター又はお住まいの市町村の消費生活相談窓口【消費者ホットライン(局番なし)188】に相談してください。
※ 令和7年7月にはいり、福島県消費生活センターでは、分電盤の点検商法に関する相談が急増しています。特に、高齢者からの相談が多い状況です。
高齢者の中には、周囲に相談できなかったり、不必要な契約をしてもそれに気づかない人がいます。消費者被害に遭っているかもしれないと気づいた場合は、差し支えない範囲でお声かけをお願いします。