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点字広報ふくしま第278号

印刷用ページを表示する 掲載日:2018年7月6日更新

目の不自由な方(かた)に対して、県政の主要施策の解説や県政の動きなどを紹介しています。

編集・発行 福島県広報課

福島県点字図書館(外部リンク)

<県政の窓>あなたのおうちは大丈夫?「そなふくノート」で災害に備えよう!

 震災からまもなく7年。災害はいつ起こるかわかりません。大規模災害が発生し、交通網や電気などのライフラインが同時に被災することも考えられます。さまざまな災害に備え、県が12月に各世帯などに配布した「そなふくノート」を活用しながら、家族や地域の人たちと話し合ってみましょう。

1 「そなふくノート」とは

 「そなえる ふくしま ノート」、略して「そなふくノート」は、家庭や学校、職場などで、防災についての話し合いのきっかけとしていただくよう作成した防災ガイドブックです。
構成は「備える」と「身を守る」の2つです。「家族と確認しよう」など、普段から備えることや、「地震」などの災害が起きたときに自ら行うことをまとめています。

2 担当者の声

福島県危機管理課 川俣 顕太郎(かわまた けんたろう)
何度も読んでいただけるよう、親しみやすく気軽に手に取ることができるものにしました!

3 構成(1)「備える」について

 さまざまな災害に対して、まずは備えることが大切です。
 身近な方と何が必要か話し合ってみましょう。

4 構成(2)「身を守る」について

災害が起きたときの行動・対策について確認し、自分や家族の身を守りましょう。

5 「そなふくノート」を実際に使ってみよう!

(1)家族で確認する!
   災害別に確認したことをノートに書きこみましょう。
(2)近隣の防災体制を確認する!
   避難場所や近所に配慮が必要な人がいないか確認しよう。
(3)みんなで話し合う!
   「そなふくノート」を活用して、職場の方や友達などと防災について話してみよう。

6 防災訓練に参加しよう

 災害時に被害を最小限に抑えるためには、防災訓練に参加することが大切です。ここではシェイクアウト訓練を紹介します。

【県下一斉安全確保行動訓練】
「シェイクアウトふくしま」に参加しよう!

地震直後は、最優先で自分自身と家族の命を守ることが大切です。自分の身を守る3つの安全行動「まず低く、頭を守り、動かない」を身に付けましょう。
■日時 平成30年2月16日(金曜日)午前11時
■場所 それぞれの自宅、学校、職場など
■対象 県内在住、在勤、在学の方
◆問い合わせ先 県庁危機管理課 ☎024(521)8651

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情報ボックス

交通事故相談のお知らせ

県では、交通事故による損害賠償や示談の仕方などの相談を受け付けています。相談は無料、秘密は厳守します。
■相談場所 
県庁県政相談コーナー(本庁舎2階)
■相談時間
平日(祝休日を除く)午前9時~正午、午後1時~4時
※県合同庁舎においては、事前予約制で巡回相談を実施しています。下記までご連絡の上、お申し込みください。
◆問い合わせ先 
県庁県民広聴室 024(521)4281

中小企業労働相談所のご案内

県では、フリーダイヤルによる労働相談を受け付けています。労働条件、勤労者福祉、雇用、職場での人間関係など、労働問題でお悩みの方は気軽にご相談ください。秘密は厳守します。
■相談窓口 
フリーダイヤルのマーク 0120(610)145
■受付時間 
平日(祝休日、年末年始を除く)午前9時~午後4時
◆問い合わせ先 
県庁雇用労政課 024(521)7289 

認知症に関する相談をお受けします

認知症のご本人や家族の方の不安や介護における悩み、認知症の症状や行動への対応の仕方などについて、認知症介護の経験者が相談に応じます。気軽にご利用ください。
■相談窓口
認知症コールセンター ☎024(522)1122
■受付時間
平日(祝休日、年末年始を除く)午前10時~午後4時
■面接相談(要事前予約)
月2回(第2木曜、第4金曜) 午後1時~4時
■会場
県社会福祉協議会(福島市渡利)
◆問い合わせ先
県庁高齢福祉課 ☎024(521)7165

あなたの住宅も小さな太陽光発電所

あなたの家にもソーラーパネルを設置しませんか? 県内の住宅に太陽光発電システムを設置する方を対象に、1Kwあたり4万円(4Kwまで、最大16万円)を補助します。詳しくは電話でお問い合わせください。
■対象   
県内の住宅に太陽光発電を設置する個人など
■申請期限 
平成30年3月20日(火曜日)まで
※補助申請総額が予算額に達した場合は、期間内であっても募集を締め切ります。
◆申請・問い合わせ先
県再生可能エネルギー推進センター 024(526)0070

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点字図書館だより

1.「読書会」を開催します!

テーマは「私のおすすめの本」
「私のおすすめの本」を参加者がそれぞれ持ち寄り「なぜその本を選んだか」「その本のどこが印象に残ったか」などを一人ずつ紹介していく、読書をゆるーく楽しむ会を開催します。「読書会」には、自分の知らなかった本(しかも複数)の存在を知ったり、本に関心がある人との交流やつながりが生まれるという効果があります。当館の司書がナビゲートをします。どうぞ気軽にご参加ください。
■日 時 2月22日(木曜日) 午前10時~正午
■会 場 点字図書館 閲覧室 (福島市森合町6-7)
■対 象 当館の利用者と奉仕員
■参加費 200円(お菓子代として当日徴収)
■申込締切日 2月16日(金曜日)
※利用者の方で、「おすすめの本」をもう一度読んでから参加したい方は当館へ早めにご連絡ください。

2.施設見学について

当館では、随時、施設見学を受け付けています。学校やグループ、個人の方などどなたでも結構です。
見学内容の一例としては、点字図書館の概要、視覚障がい者理解、点字・録音図書の紹介、点字体験などです。
日時や内容、所要時間など希望に合わせて調整しますので、事前にお問い合わせください。

3.点字・録音(デイジー)雑誌の貸し出しについて

 当館では、点字・録音(デイジー)の雑誌を定期的に貸し出しています。希望する方はお申し込みください。
点字雑誌は1冊を回覧する方式での貸し出しになります。録音雑誌は、紹介した書名以外にも多数ありますので、気軽にお問い合わせください。雑誌一覧は当館のホームページに掲載していますのでご利用ください。

【点字雑誌】

・情報誌 「点字ジャーナル」「点字毎日」「点字日本」
「点字の友」「ライト&ライフ」「やまびこ」
「月刊Newsがわかる」「旅」
・鍼灸関係「経絡治療」「鍼灸の世界 豊櫻」「鍼の研究」
「東洋療法」
・その他 「テルミ」

【録音(デイジー)雑誌】

・小説  「オール読物」「小説現代」「小説新潮」「文学界」
「小説すばる」「文藝」「新潮45」
・情報誌 「アエラ」「サンデー毎日」「暮らしの手帖」
「オレンジページ」「婦人公論」「ラジオ深夜便」
「Php」「旅の手帖」「旅行読売」
・健康  「安心」「壮快」「きょうの健康」
・医学関係「理療」「医道の日本」
・スポーツ「週刊ベースボール」「ナンバー」
・園芸  「趣味の園芸」など

 ◆県点字図書館 電話 024(531)4950  

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みんなの広場

感動的で楽しかった「つどい」

利用者  武藤 永治(むとう えいじ)

 8月5日に第52回福島県点字図書館主催の「つどい」がコラッセふくしまにおいて開催されました。当日は、参加者がこれまでで最多の160余名となり、出店業者を含めると200名を超えて盛大に開催されました。
式典では館長挨拶の後に感謝状の贈呈が行われ、点訳奉仕員の小林友子様、音訳奉仕員の加賀谷功様の2名に贈られました。これまでの奉仕活動に対し心より感謝申し上げます。
アトラクションは「落語独演会」で、落語家の三遊亭遊三一門、六華亭遊花氏による落語が行われました。遠野のカッパ伝説、桃太郎昔話、番町皿屋敷の内容で話が進み、巧妙な語りに笑いあり、感動あり、教訓ありの落語には参加者全員が引き込まれ、会場は大いに盛り上がりました。
午後からは交流・体験の時間で、別室において視覚障がい者のための福祉機器展示があり、最新の機器の説明を受けるために多くの参加者が見学していました。今後、福祉機器の開発が進むことによって、視覚障がい者の生活が画期的に変化することが期待できます。
プログラムの最後は、お楽しみ抽選会でした。そのときに登場したのが、AIを搭載したロボット「ペッパーくん」で、みごとな自己紹介を行い参加者を楽しませてくれました。
今回参加して感じたことは、奉仕者への感謝、落語家への感心、新しい機器開発への感動でした。このように素晴らしい企画をしてくださった皆さん、参加してお互いに交流を深め「つどい」を盛り上げてくださった皆さん方にお礼申し上げます。

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協力会だより

「福島県議会ふくしま声のたより」50号発行

 福島県議会では、定例会終了後に定例会での主な質疑、可決された主な議案、議会の動き、委員会の活動状況などをまとめた新聞広報「県議会ふくしま」を福島民報・福島民友に掲載しております。
 協力会では、県議会事務局からの委託により、新聞広報と同じ内容で「県議会ふくしま声のたより」のCDを作成しております。
 平成17年6月定例会を創刊号とし、今回で50号(9月定例会分)となりました。
 作成したCDは、目の不自由な方や福祉事務所などの関係機関に無料でお届けいたしました。
 また、CDの作成に当たっては、「福島県点友会」の皆さん方にご協力を頂いております。
 これからも定例会終了後に毎回発行いたしますので、CDを希望される方は、協力会にお問い合わせください。
 なお、CDは数に限りがありますので、ご希望にお応えできない場合もあります。予めご了承をお願いいたします。

あなたの名刺にも点字印刷を!!

協力会では、名刺に点字の印刷を行ってます。
点字を印刷した名刺は、点字の丸いふくらみを通して、渡された方に温かな気持ちが伝わります。
新たにつくられる名刺に、点字を印刷してみませんか。
 名刺への点字は、縦に5行、横に16文字以内であれば、所属名、職名、氏名、電話番号などを印刷することができます。
詳しくは、事務局までお問い合わせ下さい。

 ◆県視覚障がい者協力会 024(533)4085(ファクス兼用)

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生活支援センターだより

【日常生活用具給付について】

 日常生活用具に関しては、地域の実情と利用者の状況に応じて各自治体の地域生活支援事業として行われています。
そのため、給付対象品目、耐用年数、基準額、対象要件が市町村ごとに異なっています。給付申請を行う場合は、必ずお住まい(住民票の住所)の障がい福祉担当窓口でご確認ください。
ここでは福島市を例にご紹介します。原則、身体障害者手帳の等級が1、2級の重度の方を対象としていますが、視覚障害者用拡大読書器は1級から6級の方が該当します。但し、県内で等級制限がある市町村もあります。また、点字器も等級制限はありません。
対象品名(平成29年度福島市の場合)カッコ内は耐用年数
・火災警報器(8年)・自動消火器(8年)・電磁調理器(6年)
・歩行時間延長信号機用小型送信機(10年)・音声体温計(5年)
・音声体重計(5年)・視覚障害者用活字文書読上げ装置(6年)
・情報、通信支援用具<音声ソフト類等>(5年)
・点字ディスプレイ(6年)*但し視覚、聴覚の重複重度
・点字器(7年、携帯用は5年)・点字タイプライター(5年)
・視覚障害者用拡大読書器(8年)
・盲人用時計<音声式・触読式>(5年)
・地デジ放送が聞けるラジオ(6年)
・ポータブルレコーダー(6年)・点字図書(原本との価格差)
その他、市町村によっては、音声血圧計が給付に該当しています。
次号で基準額と申請方法をお話します。

県視覚障がい者生活支援センター 電話 024(535)5275

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福祉協会だより

ラジオ福島から音の出る信号機と卓上型対話支援システムが寄贈される

 ラジオ福島のチャリティーミュージックソンからのご支援をいただき、今年度も「音の出る信号機」が新たに稼働しました。場所は本宮市本宮中條地区内で本宮駅前通りと旧奥州街道の交差点です。11月29日の午前に寄贈式が行われ、阿曽会長と地元本宮市の協会会員が参加し渡り初めが行われました。会長は「視覚障がい者にとって移動は最も大変で、音の出る信号機により安全が守られる」と感謝の意を表しました。これでラジオ福島による設置数は159基になります。
 また、支援センターにはラジオ福島から、卓上型対話支援システムが寄贈されました。このシステムは専用のマイクと小型のスピーカーからなり、難聴の方との対話に使用します。指向性がある小型のスピーカーを難聴の方の前に置くだけで、専用のマイクからの音声を聞き取れる装置です。周囲への音漏れによる影響が少なく、センターを訪れる方に試聴していただきましたが大変好評です。支援センターにお見えの際には、ぜひ試聴してみてください。

県視覚障がい者福祉協会 024(535)5275

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情報ボックス

「労働困りごと相談会」を開催します

 皆さんの職場の中で起きている、賃金や退職、人間関係などに関する困りごとや疑問についての相談をお受けします。相談は無料で秘密は厳守します。現地相談会では、労働問題に精通している労働委員会委員が対応します。気軽にご相談ください。

【現地相談会】
■日時 
12月17日(日曜日) 午前10時~午後4時
■場所 南相馬市労働福祉会館、県いわき合同庁舎

電話相談 
(024(521)7594(県内全域)午前10時~午後5時

問い合わせ先 県労働委員会事務局 電話 024(521)7594 

 帰還に向けた放射線不安相談窓口

県では、原発事故による避難区域が設定された12市町村の住民や事業者の方を対象にした、身の回りのもの(ごみ、廃棄物、その他)への放射線不安に関する相談窓口を設置しています。

現地での放射線量測定等の調査や関係機関の紹介も行っていますので、家のリフォーム・修繕から出た廃棄物、家の外に放置されていたものの放射線量や処分先などについて、気軽にご相談ください。

相談窓口 浪江町役場本庁舎1階(正面玄関左側談話スペース)
相談先    電話 080(2845)3905  メール info2@fukushima-sanpai.jp
相談時間 平日(祝休日を除く) 午前8時30分~午後5時15分
問い合わせ先 県庁産業廃棄物課 電話 024(521)7264

今年の「特定健診」もう受けましたか?

特定健康診査は、40歳から74歳までの方を対象とした、生活習慣病(糖尿病、高血圧等)を予防するための健康診査です。

生活習慣病は、気づかないうちに悪化してしまいます。早期発見、早期治療のため、そして自分の健康のため、健診を受けて健康管理をしましょう。

特定健診の結果、メタボ該当者または予備群と診断された方は、特定保健指導を利用することができます。日程や費用については、お住まいの市町村窓口にお問い合わせください。

問い合わせ先 県庁健康増進課 電話 024(521)7236   

 有期労働契約者の無期転換ルールについて

 無期転換ルールとは、有期労働契約が通算で5年を超えて繰り返し更新された場合、労働者の申し込みにより、期間の定めのない労働契約(無期労働契約)に転換できるルールです。 

通算5年のカウントは、平成25年4月1日以降に締結した契約から開始し、原則として、契約期間に定めがある有期労働契約が5年を超えるすべての方が対象です。契約社員、パート、アルバイトなどの名称は問いません。詳しくはお問い合わせください。

問い合わせ先 福島労働局雇用環境・均等室 電話 024(536)4609

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点字図書館だより

1.「平成28年度 増加図書目録」について

 当館で平成28年度に所蔵した図書の目録ができました。

点字版、墨字版、デイジー版があります。目録には、書名・著者名・分類番号と巻数や時間などを記載しています。

 本誌(点字広報ふくしま)に毎回掲載している「新刊案内」と重複するため、全利用者への配布はしません。1年分がまとまったものを希望する方は当館までご連絡ください。1人1種類に限り、無料でお送りします。

2.「点字広報ふくしま」について

2か月ごとに発行している「点字広報ふくしま」の種類は、墨字版・点字版・デイジー版・カセット版があります。ご希望により1戸につき1種類をお送りしています。媒体の種類を変更したい場合はご連絡ください。デイジー版、カセット版を含め返却は不要です。

また、県のホームページには「県政の窓・わかる県政・情報ボックス・点字図書館だより・みんなの広場」、点字図書館のホームページには「点字図書館だより・新刊図書案内」を掲載しています。郵送に合わせて、テキストデータを更新していますので、どうぞご利用ください。

3.「福島県点字図書館のつどい」について 

「第53回福島県点字図書館のつどい」を平成30年10月に開催します。ぜひ、ご参加ください。

詳細は、平成30年7月号(281号)でお知らせします。

■開催日 平成30年10月21日(日曜日)

■会 場 コラッセふくしま(福島市三河南町1-20)

4.貸し出し担当よりお願い

(1)貸し出し期間は、郵送の期間を除いて一般図書は15日以内です。貸し出し数は、デイジー図書は5タイトル、点字図書は2タイトルまでです。期間延長を希望するときはご相談ください。なお、ご要望にこたえられない場合もありますのでご了承ください。

(2)貸し出しの申し込みは電話・Fax・手紙・電子メールなどで受け付けています。メールで送信するときは、氏名と件名(例「デイジー貸し出し希望」など)の記入をお願いします。

(3)前の週に新しく蔵書をした点字・録音図書、点字・録音雑誌を毎週水曜日にメール配信しています。パソコンだけでなく、携帯電話やスマートフォンでのメール登録も可能ですので、新刊図書メール配信サービスを希望する人は当館へご連絡ください。

5.年末年始の休館日について

 平成29年12月27日(水曜日)から平成30年1月5日(金曜日)は、休館日となります。貸し出しの申し込みなどの連絡は、12月22日(金曜日)までにお願いします。

 ◆県点字図書館 電話 024(531)4950

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みんなの広場

「親子点字体験教室」に参加した方から感想をいただきました。

【赤坂 怜大(あかさか れんだい)さん 荒井小学校4年】

 ぼくは、7月30日に点字教室に行って、知らなかったことがいくつもありました。とくに、点字は「いつ」「どこで」「だれが」作ったか、ということです。ぼくは、日本で作られたと思っていました。ハリー・ポッターの本も6冊にもなるとは思いませんでした。1冊でも多いのにすごい量だと思います。いろいろな道具もあって、便利だなぁと思いました。

点字は学校で勉強したけれど、あまり「すごい」とか「やってみたい」など感じなかったので、こういう時に点字を学びたいです。家などで点字を見つけたら読んでみたいです。街で目が不自由な人がいたら「なにか手つだうことはありますか」と声をかけたいです。

【真田 明慶(さなだ あきよし)さん 森合小学校6年】

 おどろきの連続でした。びっくりしたのは、視覚障がいを理解するために、アイマスクをつけて歩いた事です。つえをついてお母さんのうでにつかまって歩いたけれど、どこを歩いているのかわからなくて、何かにぶつかりそうで足を一歩だすのがとてもこわかったです。お菓子の味当てクイズでは、パイン味のゼリーがいちご味だと思ってしまいました。りんご味のジュースはかんたんでした。ほかにも食べてみましたが、見ないで舌だけで味を当てるのはとてもむずかしいと思いました。

 体験をして、視覚障がいの人は、知らない道を歩いたりする時は不安でこわい気持ちになるんだろうと思いました。こんな時はどうするんだろうという疑問がたくさんでてきました。これからは、困っている人を見かけたら声をかけたいと思います。

協力会だより

~日常生活用品(用具)の相談・あっせん~

本会では、視覚障がい者の日常生活自立支援のため、日常生活用品(用具)の相談・あっせんを常時行っています。

必要な用品(用具)がありましたら、事務局にご相談下さい。

「用品(用具)の一例」

・白杖類: 直杖、折りたたみ杖、白杖関連小物など

・点字器類:標準点字盤、小型点字器、点筆など

・用紙類:点字用紙、粘着材付きのシート、ノ-ト類など

・時計類:音声腕時計、触読式腕時計、音声置時計など

・調理器具類:プッシュ式万能調味料入れ、計量みそマドラ

-、音声キッチン秤、キッチンタイマーなど

・スポ-ツ用品:盲人野球用ボ-ル、サッカ-ボ-ル、バレ-ボ-ルなど

・健康測定機器類:多機能音声体重計、音声付電子体温計、

音声血圧計など

・ゲ-ム類:トランプ、オセロゲ-ム、立体囲碁盤など

・おもちゃ類:にゃんこ計(音声と光でお知らせする温湿度計)、

体操ブ-ブ-(いつでもどこでもラジオ体操が

できる手のひらサイズのブタのマスコット)など

・財布類:ジャバラ式仕分け財布、三段ファスナ-小銭入れなど

これらのほか、軽量特大折りたたみ傘や安全爪切りなどをはじめ便利な日常生活用品(用具)が沢山あります。

また、目が不自由でない方でも便利に使える物がいろいろあります。

詳細については、事務局までお問い合わせ下さい。

 ◆県視覚障がい者協力会 024(533)4085(ファクス兼用)

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生活支援センターだより

補装具(白杖)の申請について

 白杖は視覚障がい者の補装具に該当します。視覚障がいによる身体障害者手帳を所持している方は、等級に関わらず補装具費支給申請ができます。視覚障がい者を対象とした補装具は白杖のほかに、義眼・矯正眼鏡・遮光眼鏡・コンタクト・弱視眼鏡(掛け眼がね式・単眼鏡)がありますが、眼鏡類の申請には、眼科医の意見書が必要です。

 ここでは白杖の申請についてお話します。申請に必要な書類は、申請書(市町村福祉担当窓口で)、身体障害者手帳、印鑑、見積書(取扱い業者から取り寄せ)、マイナンバーを準備し居住の市町村福祉担当窓口で申請します。申請した場合の自己負担は原則1割ですが、申請者及び配偶者が住民税所得割額46万円以上の場合は、全額自己負担となります。また、申請者と配偶者が非課税の方は自己負担がありません。ただし、基準額を超えた場合、超過分は自己負担です。

 次に、基準額、耐用年数について説明します。各杖には基本構造によって基準額と耐用年数が決められています。耐用年数を過ぎると新たに申請できます。直杖で、繊維複合素材の杖は耐用年数が2年、軽金属が5年、携帯用で、繊維複合素材の場合は2年、軽金属は4年となっています。基準額も構造(直杖、携帯用、身体支持)で異なり、更に夜光材が装着されている、フラッシュライト付で加算があります。また、ゴムグリップの場合は660円加算されます。ご自分が選んだ杖の価格と基準額の差(超過分)は非課税世帯でも、自己負担となります。直杖と携帯用の同時申請もできます。白杖の申請については、支援センターにご相談ください。

県視覚障がい者生活支援センター 電話 024(535)5275

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福祉協会だより

第5回福祉大会を開催

去る9月24日、郡山市香久池の「郡山市障害者福祉センター」で、第5回福祉大会を開催しました。

この大会は、日頃、会員の皆さんが不便や不自由を感じている事、また新たな補助具・補装具の開発希望等々について意見を出し合い、その実現に向けて日盲連等の上部団体や行政機関・JRなどに要望書を提出し、協会として運動していくことを目的に開催しています。

 首都圏での痛ましい視覚障がい者のホームからの転落死亡事故を受けて、JR・私鉄などの駅ホームの安全対策についての要望が出され、上部団体である東北盲人会連合としてJR仙台支社に安全対策の要望書を提出しました。また、県内に視覚障がい者生活訓練指導員として歩行訓練士の配置要望が出され、福島県ロービジョンネットワークなどの他団体と共同で福島県に要望書を提出し、担当部署との話し合いの機会を持つことができました。

 今年度は、新しいGPSを利用した音声ナビの開発と普及についての希望と、新たな信号機の設置に関して、地元の視覚障がい者団体とヒアリングを行い、音声信号機を設置して欲しいなどの要望が出され、実現に向けて関係機関に働きかけを行いたいと思います。

県視覚障がい者福祉協会 (024(535)5275

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