■日時 令和3年7月26日(月曜日)10時00分~10時30分
■会場 応接室
【知事 冒頭発言】
1 新型コロナウイルス感染症について
【質問事項】
1 新型コロナウイルス感染症について
2 東京オリンピック・パラリンピックについて
【知事 冒頭発言】
本日公表する新型コロナウイルス感染症の新規陽性者数の件数は、福島県全体で52件です。そのうちの半数となる26件が郡山市、残りは、9件が福島市、同じく9件がいわき市となっており、その他の県内自治体は1件ずつです。
この52件という件数ですが、非常に多く、5月14日以来の50件を上回る水準となります。
最近、福島県内において急速に感染が拡大しています。こういった状況を踏まえると、福島県においても、いわゆる第5波に本格的に入ったと考えています。私からの冒頭の発言は以上です。
【質問事項】
【記者】
今の第5波に入ったという発言に関して、今日から郡山市の集中対策も始まりますが、例えば、福島市やいわき市など他の自治体、または全県的な取組で、何か検討されていることがあれば伺います。
【知事】
改めて、冒頭の発言に関連して福島県全体の今の指標の状況をお話したいと思います。
結論から言うと、五つの指標、七つの区分において、全体的に悪化しています。
まず、病床の使用率ですが、表面的には35.3%と、先週の29.6%に比べて悪くなっており、更に(入院)調整中が非常に多くなっています。(新規感染者数が)52件ですので調整し切れていません。したがって、それ(入院調整中の分)を上乗せすると42.7%で、久しぶりに4割を超えるという状況にあります。50%がステージ4のラインですので、県全体での使用率が40%を超えるというのは、ステージ4に相当近づいてきているという危機意識を持っています。
続いて、入院率も下がっています。入院率が下がるのは、感染状況が悪くなっている一つの指標です。
また、療養者数ですが、先週は8.88人でしたが、これが13.06人と、相当程度増えています。また、PCR検査の陽性率が1.5%から2倍近い2.9%に、新規陽性者数も5.36人から10人近い9.80人という状況です。また、感染経路不明割合は、暫定値ですが50.3%で、これはステージ3のラインに達しており、先週に比べても悪化していて、状況がよく見えないという部分もあります。
五つの指標、七つの区分のうち、二つの分類がステージ3で、全体としてはステージ2相当と判断していますが、ステージ2相当の中でも、よりステージ3に近づいているという状況です。
続いて、御質問のあった各自治体の状況です。まず郡山市ですが、27.12人と、ステージ4の基準25人を超えました。一昨日、郡山市に集中対策を発するということで、この場で会見しましたが、その時のラインはステージ3を若干上回るレベルでした。ところがその後の2日間で急激に悪化してステージ4を上回っています。
一昨日、(郡山)市長とも相談しながら集中対策を講じることとしました。今日から集中対策がスタートしますが、この厳しい状況を郡山市民の皆さんには是非感じていただき、市民の皆さんには、不要不急の外出の自粛を、事業者の皆さん、特に接待を伴う飲食店、お酒を提供する飲食店においては、時間短縮への御協力を是非お願いしたいと考えています。
郡山市以外で気にしているのは福島市です。福島市は2日前の時点では非常に落ちついており、それ以前の段階でも極めて安定的なレベルでありました。ところが、この数日で急激に感染者数が増えて11.51人と、まだステージ2のラインではありますが、ステージ3にかなり急速に近づいているという状況にあります。
また、いわき市は7.05人と、福島市に比べるとまだ少ないレベルですが、ここも若干増える傾向にあるので要注意だと思います。
現在、福島市、いわき市ともに、ステージ3を下回ったレベルにあるので、直ちに集中対策(が必要)ということでありませんが、やはり、郡山市の状況、あるいは以前の南相馬市の状況といったものを勘案すると、今後、この急速な感染拡大、悪化の状況がそれぞれの自治体において出てくる予兆があれば、市長とも相談しながら、早く、強く、更に厳しい対策をとっていかなければいけないという思いです。
【記者】
急速に感染拡大が広まっている要因としては、例えば飲食店由来が多いとか、またL452Rも感染拡大していますが、要因についてどのように見ているか伺います。
【知事】
大きな要因が三つあると考えています。
1点目は、飲食店由来です。7月の福島県全体のクラスターは14件あり、そのうちの11件が飲食店由来です。14分の11、これは非常に大きなウエイトです。どうしても、飲食(の場面では)、マスクを外して、比較的長い時間、お互いが会話をすることになり、より新型感染症にかかりやすくなるという、リスクを伴う行動になってしまう部分があることから、結果として飲食由来が一つの大きな要素になっていると思います。
また、ここに拍車をかけている二つ目の理由が、L452R、いわゆるデルタ株だと考えています。従来株あるいはアルファ株であれば、一定の感染対策をすれば、簡単には広がらないという部分が、これまではあったかもしれませんが、デルタ株、L452Rは、従来株やアルファ株よりも更に感染力が強いというデータが出ていますので、これまでの感染対策と同じことをやっているから大丈夫だという認識でいると、結果として(新型コロナウイルス感染症に)かかってしまうというリスクがあると思います。
そして、3点目は、東京など首都圏における急速な感染状況の悪化です。
併せて、今、正に夏休み期間で、オリンピックも開催され、人々が旅行やお盆に向けて帰省等で行き交う状況の中で、どうしても普段一緒にいない方と接触したり、あるいは食事をしたり、会話をする機会が増えてきます。その中で、どうしても感染症にかかりやすくなってしまうという部分があります。
こういった飲食店由来のクラスターが増えていること、そしてL452R、デルタ株の猛威が強まっていること、さらには、郡山市、福島市のような比較的福島県において首都圏とアクセスしやすいエリアで、首都圏等の感染リスクと直接関わる可能性が高いこと、こうした三つの要因が、今の厳しい状況を生み出していると考えています。
【記者】
新型コロナウイルス感染症のワクチンについて、ワクチン接種が大分進んできたと思いますが、これまでの傾向や効果についてはどのように見られているのか、つまり、感染状況が悪くなっていますが、重症化を抑えられているのかどうかについて、どのように見られているのかを伺います。
【知事】
まず、ワクチンの接種状況です。福島県内における高齢者へのワクチン接種ですが、7月20日時点で、1回目の接種率が83.2%、2回目(の接種率)が62.7%であります。7月末の接種完了に向けて、順調に進んでいると考えています。
また、福島県民全体として、同じく7月20日時点で、1回目の接種率が41.6%、2回目(の接種率)が29.2%となっております。県民全体では4割を超える人が少なくとも1回の接種を終えているという状況にあります。
そして日々、皆さんに新規感染者の状況を御説明しておりますが、その中で年齢別のデータを見ていただきますと、高齢者の感染率、割合が顕著に低くなっております。これは全国的にも同じ傾向を示していますので、まず65歳以上の方々が2回のワクチン接種を今月末までに着実に受けていただき、その後、一定の期間が経って体の中に抗体が出来ることで、ワクチンの効果が表れてくるものと期待をしております。
【記者】
先ほど第5波に本格的に入ったという話がありました。このことに関して、今後の感染症との付き合い方としては、ワクチン接種が進むまでは、「広がったら締める」を繰り返すしかないのでしょうか。例えば、検査を積極的に行い、(感染の拡大を)未然に防ぐ等、何かしら手はないのか、改めて伺います。
【知事】
今、御指摘のあったこと、正に我々自身が日々同じ思いで模索をしております。
本日から、郡山市内の接客を伴う飲食店の皆さん、お酒を提供する飲食店の皆さんに営業時間短縮という強制的な措置をお願いすることになります。やはりこうした措置は、できればかけたくないというのが正直な思いであります。ただ一方で、残念ながら今は、他の手法というものが(見当たらず)、例えば日本の国内あるいは世界の事例の中で(他の手法が)あるかといいますと、恐らく中々見当たらないのではないかなと私は考えています。
一昨日も申し上げましたが、これまで、市民の皆さんに対する外出自粛のお願い、あるいは事業者の皆さんへの時間短縮のお願いについて、申し訳ありませんが、幾度か実施してまいりました。ただ結果として、それらの(外出自粛や時短営業等の)効果が発揮されて、例えば南相馬市が典型でありますが、非常に早いタイミングで(感染状況が)落ちついて、現在は他の自治体のような感染状況の悪化が見られていません。
先ほど御指摘があったとおり、県民の皆さんの多くがワクチンを2回接種していただくことにより、結果として、状況は大きく好転していくという期待もあります。
したがって、これまで幾度も幾度も(外出自粛や時短営業などの)お願いをして、大変申し訳ないと感じておりますが、希望される皆さんがワクチンを2回打ち、その結果として、比較的落ちついた状況の中で、地域経済、地域社会の維持・再生を、県として図っていきたいと考えています。
【記者】
五輪が開催されている中、人流が増える等により、(新型コロナウイルス感染症の)感染拡大につながることはないのか等、その影響についてどのように見ているか伺います。
【知事】
まず、東京オリンピックあるいはパラリンピックにより、(感染拡大)状況がどうなるかというものは、専門家の皆さんが既にこの1か月ぐらいにおいても、様々なシミュレーションをされています。こういったシミュレーションと、今後の事後的な検証というものは、国全体として行っていく必要があると考えます。
一方で、今、福島県は無観客(での開催)であります。そしてまた、私自身が感覚的に感じますのは、やはり夏休みに入って人の流れが増える、特に県外からの(人の)流れが、旅行にせよ、帰省にせよ、あると思います。また、福島の方が、仕事で東京に行くという可能性も当然あり、そういう中でL452Rの影響があり、これまでであれば感染しなかった状況でも、感染力の強いデルタ株の影響により感染し、(福島へ)戻ってこられて周りの方に広げるという場合もあるかと思います。
したがって、人流というものが、オリンピックによるものと、夏休みに入って比較的活発になることによるものと、そういったものをどう分けるかというのは、分析上、難しいと思いますが、やはり夏は、どうしても人が活発に動く、その中で、今回の第5波の山が、これまでのものよりも高くなってしまうリスクがあるということを、県民の皆さんに訴える中で、今、県として、帰省や旅行については、できれば原則中止、延期をしてくださいというお願いをしています。こういったメッセージを皆さんに届けることが重要だと考えています。
【記者】
オリンピックのソフトボール競技について伺います。2日間のソフトボール競技が終わりました。この後、野球も開催されますが、(ソフトボールの)2日間の試合を終えた時点での知事の受け止めについて伺います。また、今後実施される28日の野球について、復興五輪ということもありますので、ソフトボールではできなかったけど野球ではこうしたいというものがありましたら伺います。
【知事】
7月の21日、22日と、東京オリンピック全体の競技の初戦としてのソフトボールの試合、そしてその翌日、計6試合が無事に開催されました。福島で、あづま球場で、実際にこの復興五輪の一つのシンボルとして、ソフトボール競技が円滑に開催されましたことを本当にうれしく思います。組織委員会、東京都、IOC、政府を始め、多くの皆さんの力、そして大会ボランティアを始めとする関係の皆さんの御尽力のおかげで無事開催されたことに、心から感謝の思いを申し上げたいと思います。
今回の(ソフトボール競技)6試合のうち日本戦が2試合ありましたが、いずれも、日本チームが立派に勝利を収めました。そして、その後の横浜(での試合)においても順調に勝ち続けております。選手の姿を見ておりまして、「復興五輪」にはいろんな形があると思いますが、「福島の復興五輪」というのは、復興完了五輪ではありません。10年経ち、福島の復興、特に、「原子力災害を含む複合災害からの復興が、10年間で概ね終わって良かったね」という復興五輪、復興完了五輪ではなく、いまだ復興途上五輪であり、その中で、日本選手の皆さんの活躍を見て、本当にたくさんの勇気、元気を頂きました。復興途上であるからこそ、我々は、まだこれから未来に向かって復興の努力を懸命に続けていかなければなりません。今回のソフトボールの試合、あるいは東京オリンピックのそれぞれの競技種目において、日本選手や世界のトップアスリートが本当に一生懸命プレーをしておられる姿を見て、「よし、今日から、明日からまだまだ頑張ろう」という思いを頂けるという意味での復興五輪という、非常に大事な意味づけを改めて感じております。
また今回、福島に来ていただいた選手の皆さんから、とても温かいメッセージを頂いています。
上野由岐子さんは、
「風評被害など、いろいろな思いの中で、福島の人がこの大会を成功させようとしてくれた。(その思いに)プレーで応えることが使命だった」
とインタビューに答えておられます。
山田恵里主将は、
「苦しい試合にはなったが、見ている方々に元気になろう、頑張ろうと思ってもらえるよう努めた。復興五輪への思いは変わらない、希望の光になれるようなプレーをしたい」
というお話をしてくれました。
あるいは今、リリーフで頑張っておられる後藤希友選手も、南会津に(合宿で)来られた経験がありますが、こういった選手の活躍が、我々に対してストレートに「がんばれ福島」、「がんばれ東北」というメッセージを与えていただいていると思います。
また、海外の監督の皆さんからも非常に温かいメッセージを頂いております。
ソフトボールで福島に来られたアメリカ代表のケン・エリクセン監督は、
「みんな、福島の桃がおいしいっていうから、どうしてもトライしたかった。食べてみたら、とてもおいしくて、食べ過ぎて太ったよ」
と、インタビューで語られ、SNSでは「福島の桃はデリシャス」と発信をされ、ツイッターのトレンドワードとしても好評を博しています。
また、このエリクセン監督は、
「本来ならもっと地域の人たちと交流したかった。ホテル、球場、練習場、どこでも福島の方々はすばらしかった。初めて福島に行った方は、福島で大災害があったとは思わないだろう。これは明らかに日本の復興の力だ。明らかに人々は自らの力で立ち上がろうとしている。
コロナのせいで、福島の人々が世界に発信できないのは残念だが、我々は福島の人々の復興の力を知っている。我々チーム一同は、福島の人々、人たちと共にある」
と、エールを送ってくれました。
さらに、ソフトボールのオーストラリア代表のレイン・ハーロウ監督も、
「とても美しい町で山々がとても印象的。そして何よりも桃がずば抜けている」
と語ってくれました。
今回、無観客という残念な形ではありましたが、こうやって来ていただいた監督、選手の皆さんが福島に対して非常によい印象、美味しい印象を持っていただいて、世界に発信をしていただいていること、これも復興五輪の重要な形の一つだと受け止めております。
【記者】
五輪とコロナ対策に関連した質問ですが、先週の記者会見で、知事はバブル方式について、県としても高い関心を持って機能しているか見ていきたいと発言されました。ソフトボール(の試合)が2日間開催されて、その感染対策について、福島で十分に機能していたかなど、どのように評価されているかを伺います。
【知事】
まず、福島県における競技は7試合ある訳ですが、その評価については、28日の野球(の試合)が無事終わった後にするべきかと思います。
ただ、現時点において言いますと、21、22の2日間で、競技のみならず実際に滞在されていますが、そういった状況等を聞いている範囲では、福島においてバブル方式は機能していると感じております。
ただ、全体の評価は事後的になされるべきと思います。
【記者】
オリンピックについて、今、日本がメダルラッシュということで、選手の皆さんが表彰台でビクトリーブーケを受け取っていますが、福島県の花きが使われているということで、復興五輪に絡めて、知事の思い、受け止めについて伺います。
【知事】
先ほど、復興五輪には、色々な形があるというお話をしました。私がテレビで観戦しながら、毎回、非常に感動していますのは、メダリストの方が、オリンピックビクトリーブーケを笑顔で、金メダルあるいは銀メダル、銅メダルと共に掲げられる姿です。それを見るたびに、本当に喜びを感じています。
御承知のとおり、福島のトルコギキョウ、ナルコラン、あるいは宮城県のひまわり、岩手県のリンドウなどがビクトリーブーケに使われています。福島はトルコギキョウとナルコランともに緑系、グリーン系(の花き)でありますが、非常に美しく、オリンピックビクトリーブーケの中で映えており、その姿がメダリストの方に対して、本当に「おめでとう」と語りかけている気がします。
我々からメダリストに対して、また、今回の東京オリンピックでの彼らの活躍に対して、福島、東北から「ありがとう」の思いを、ビクトリーブーケを通して伝える、一方で、メダリストの皆さんが表彰台で、笑顔でビクトリーブーケを持って、福島や東北、あるいは世界各地で苦労されている皆さんに、「一緒に頑張ろう」とエールを送っていただいている気がします。
昨年、古関裕而さんの朝ドラ、「エール」(の放送)がありました。福島、東北の地からメダリストにエールを、そしてまたメダリストから我々にエールを頂くこと、これも復興五輪のすばらしい形の一つだと思います。
また、花で付け加えますと、聖火リレーが東京都庁に到着しました。実は数日前に、東京都の小池知事から直接私に電話がありまして、今回、無観客ということもあって、思い描いていた復興五輪の形にはなっていないが、少しでも福島の思いを今回のオリンピックの中で発信したいということを御相談いただいて、福島のひまわりの花をたくさん集めていただけませんかという依頼を頂きました。そこで、JAの皆さん、花き組合の皆さんとも御相談して、福島の美しいひまわりの花をたくさん都庁に届けさせていただきました。
福島のJヴィレッジが、聖火リレーのグランドスタートの地であります。そこから3日間、公道でしっかりと聖火リレーをつなぎ、栃木県につなぎ、その後、47都道府県全てを巡って、最後に都庁へ到着するその時、舞台の上にメードイン福島の美しいひまわりの花が、聖火リレーの最後のところ、結びの部分も出迎えてくれた。これもまた、復興五輪の形の一つかと思います。
我々の思い描いていた復興五輪は、残念ながらできなかった部分が多々ありますが、それとは別の形で、今、コロナ禍でもできる復興五輪の形を一つ一つ作っていくことも、我々のオリンピックにかける思いであり、また、東京五輪は先ほど申し上げたとおり、復興途上五輪ですので、我々がこれから5年、10年、20年努力をしていくための大事なエネルギー、パワーにつながっていくと考えております。
【記者】
アメリカの選手団等で、非常に(福島の)桃の評判がいいということですが、ただ一方で、先々週、韓国では対照的な角度での評価があったと思います。現時点で、いわゆる風評払拭という点から、五輪は今のところ役割を果たせているかについて、考えを伺います。
【知事】
まず、先ほど申し上げたとおり、実際に福島の地に来ていただいて、福島の桃を食べていただいた方々、特にソフトボールの場合は女性が多いということもありまして、これまで来られた選手団の皆さんも本当に喜んでいただいているというお話を伺っております。また、今、東京の選手村においても、福島県産の食材、GAP認証を取得したものがしっかりと提供されて、皆さんが笑顔でそれを食べて、ツイッター等に上げておられる姿を拝見しておりますが、こういった姿が間違いなく風評払拭を後押ししていただけると確信しております。
また一方で、先週、私はこの会見の場で、ある国の状況について苦言を呈しました。ただその後、その国の政府の方から、必ずしもそういう意図ではないという御発言もあったと聞いております。
それぞれの国や地域で色々な捉え方がある、これは事実かもしれませんが、ただ、今回の東京オリンピック・パラリンピックという期間全体を通じて、間違いなく一歩一歩、風評払拭が進んで、福島、ローマ字の「FUKUSHIMA」が、2011年のままで時計の針が止まっているわけではない、未来に向かってしっかりと時計の針を進めているのだということを感じていただいているということを実感しており、それが一日一日重なっていることを、本当にうれしく思います。
(終了)
【問合せ先】
○知事 冒頭発言
1 新型コロナウイルス感染症について
→新型コロナウイルス感染症対策本部(保健福祉部地域医療課) 電話024-521-7238
○質問事項
1 新型コロナウイルス感染症について
→新型コロナウイルス感染症対策本部(保健福祉部地域医療課) 電話024-521-7238
2 東京オリンピック・パラリンピックについて
→文化スポーツ局オリンピック・パラリンピック推進室 電話024-521-8671