福島県に関する重要な出来事について、知事からのコメントを掲載しています。
本日、新たな「福島復興再生基本方針」が閣議決定されました。
避難解除等区域における産業の復興・再生を始め、帰還環境の整備、移住・定住の促進や交流・関係人口の拡大、風評対策、福島イノベーション・コースト構想の推進に向けた課税の特例、国際教育研究拠点の整備など、福島の復興を更に前へと進める施策が盛り込まれ、本県の実情を踏まえた対応をしていただきました。
この間における政府関係の皆さんの御尽力に深く感謝を申し上げます。
本基本方針に掲げられた施策や特例を最大限活用し、引き続き、国や市町村等と連携を密にしながら、福島の復興・再生を進めてまいります。
国の権限代行による国道289号災害復旧工事について、速やかに完了していただいたことに深く感謝を申し上げます。
県といたしましては、引き続き関係機関と連携し、災害時の物流や地域振興に寄与する道路交通の確保に努めてまいります。
本日の発表は、常磐自動車道及び磐越自動車道における暫定2車線区間の早期4車線化を求めてきた本県の要望をしっかりと受け止めていただいたものであり、災害に強い、安全で円滑な交通が確保されることから、福島県の復興・創生に大きく貢献するものと期待しております。
関係の皆さんの御尽力に深く感謝を申し上げます。
震災と原発事故以降、国土交通省には、常磐自動車道や東北中央自動車道の相馬-福島間の整備など、本県の復興に格段の御支援を頂いており、改めて厚く御礼を申し上げます。
県といたしましても、選定された区間の早期整備と、残る区間の4車線化に向け、引き続き、関係機関と共に取り組んでまいります。
本日、政府において「令和3年福島県沖を震源とする地震に係る支援策」が発表されました。13日の地震発生後、福島県から政府に要望した内容を踏まえ、被災者生活再建支援金の支給や中小企業向けのグループ補助金、さらには、東日本大震災で被害を受け、コロナ禍においても影響を受けている事業者への定額補助など、重要な施策について、スピード感をもってまとめていただいたことに感謝しております。
これらは、菅総理大臣を始めとした関係の皆さんが、今回の地震により、県民の復興に向けた希望が失われることのないよう、本県の実情に寄り添って特段の配慮をいただいた支援策であると受け止めております。
県としては、これら支援策を速やかに活用しながら、今回の地震からの復旧・復興を進めるとともに、第2期復興・創生期間においても、切れ目なく本県の復興・創生を前に進められるよう、全力を尽くしてまいります。
本日、組織委員会の理事会において、新しい会長の選定がなされました。
橋本新会長には、東京大会の理念に沿った取組はもとより、復興五輪として、被災地における復興状況等の発信に御尽力いただくことを期待しております。
そして、今なお世界各国で猛威を振るっている新型コロナウイルス感染症への対策をしっかりと講じ、国民の皆さんの理解を得ながら、東京大会に向け、何よりも安全・安心を最優先に準備を進めていただきたいと考えております。
福島県としては、総力を挙げて感染拡大の防止に取り組むとともに、来月に迫った聖火リレーや、7月の競技開催に向け、組織委員会を始め関係の皆さんと連携しながら、しっかりと準備を進めてまいります。
このたび、第74回全日本総合バドミントン選手権大会で優勝を果たされた、男子シングルスの桃田賢斗選手、男子ダブルスの渡辺勇大選手、混合ダブルスの渡辺勇大選手、東野有紗選手、誠におめでとうございます。
富岡高校出身の選手の皆さんが、コロナ禍の中、ひたむきにトレーニングを積まれ、輝かしい栄冠を手にされたことは、県民にとって大きな誇りです。
特に、桃田選手におかれましては、大怪我を乗り越えての三連覇ということで、喜びもひとしおかと思います。
引き続き、来年の東京オリンピックに向けて切磋琢磨され、世界の舞台で躍進されますことを心から願っております。
本日、国の令和3年度予算案が閣議決定されました。今年度は、新型コロナウイルスの感染防止対策を講じながら、6月の要望活動を皮切りに、8月の福島復興再生協議会、先月の緊急要望等を通じて、国に対し、本県の実情を丁寧に説明してまいりました。その結果、本県の要望を踏まえた対応をしていただいたものと受け止めております。
特に、避難地域の環境整備や被災者の生活再建、移住の促進など新たな活力の呼び込み、国際教育研究拠点の構築を始めとした福島イノベーション・コースト構想の推進、農林水産業の再生に向けた予算が計上されたほか、引き続き、復旧・復興事業の財源として震災復興特別交付税が確保されました。
また、令和3年度税制改正においては、復興特区税制や被災代替資産等に係る特例措置の延長、福島イノベーション・コースト構想の推進や県内の風評対策に取り組む事業者を支援するための特例措置が盛り込まれました。
これらは、菅総理大臣を始め、関係の方々が、いまだ福島の復興が途上であり、引き続き、国が責任を持ち、前面に立って取り組まなければならない重要な課題であると受け止めていただいた結果と認識しております。
県としては、先日閣議決定された補正予算による新型感染症対策や防災・減災、国土強靱化の推進を含め、来年度が初年度となる第2期復興・創生期間においても、切れ目なく本県の復興・創生を前に進められるよう、全力を尽くしてまいります。
国際教育研究拠点は、福島イノベーション・コースト構想における司令塔の役割が期待されており、今般、国が責任を持って新法人を設置することを政府成案として決定いただいたことで、構想実現の更なる進展につながるものと考えております。
今回の成案においては、法人の組織形態については来年の秋までに決めるとされたものの、各省庁の縦割りを超えたガバナンスや拠点における研究内容など、県の要望を概ね反映していただいたものと受け止めております。国においては、引き続き、拠点整備の実現に向けた基本構想の策定等に取り組まれるとともに、立地地域の検討に向け、具体的な条件等を速やかに検討されるようお願いいたします。
県としても、最適な実施体制を念頭に置いた既存施設の統合に係る検討などに協力するとともに、広域自治体としての役割をしっかりと果たしてまいります。
聖火リレーのグランドスタートまで、ちょうど100日前となる本日、聖火リレーの詳細ルートを発表いたしました。
本県復興のシンボルであるJヴィレッジからスタートし、県内26市町村を巡る聖火リレーを通して、震災から10年が経過した福島の「今」や地域の魅力、そして、これまで国内外から頂いた多くの御支援に対する感謝の思いを世界中に広く発信できるよう取り組んでまいります。
今、世界中が新型コロナウイルス感染症という困難に直面しています。
大会組織委員会を始め、関係機関と緊密に連携しながら、感染症対策をしっかりと講じ、聖火ランナーや観覧される皆さん、地域住民の皆さんにとって、安全・安心で、復興五輪のスタートにふさわしい聖火リレーとなるよう準備を進めてまいります。
「はやぶさ2」の地球帰還、本当におめでとうございます。
わずかな誤差も許されない非常に厳しい条件の中で、見事な成功を収められました。
サンプルの入った帰還カプセルには、県内企業の製品が使われており、昨年の小惑星への人工クレーター生成実験に続き、「メードイン福島」の技術が大きな役割を果たしたことは、正に福島の誇りであり、東日本大震災からの復興に取り組む県民に勇気と感動を与えてくれました。
今後は、別の小惑星へと向かう新たな挑戦の旅が始まります。
「ふくしまプライド。」を乗せた「はやぶさ2」が、また新たな夢と希望を届けてくれることを期待しております。
令和3年度予算に向けては、新型コロナウイルス感染症の状況を踏まえ、オンラインでの協議等を進めるとともに、6月の要望活動や8月の福島復興再生協議会において、感染拡大防止対策を徹底した上で、直接関係閣僚に、本県の復興・創生のための予算確保などを強く訴えてまいりました。
その結果、本日の国の概算要求において、帰還や移住の促進を含む避難地域の環境整備や、被災者の生活再建支援、国際教育研究拠点を始めとした福島イノベーション・コースト構想関連予算のほか、農林水産業の再生や新エネ社会構想についても、引き続き盛り込まれました。
また、税制改正では、福島イノベーション・コースト構想の推進や風評対策に取り組む事業者を支援するための特例措置の創設などが要望されました。
今後、精査は必要ですが、おおむね本県の要求が反映されたものと受け止めており、本県の復興・創生の重要性を継続的に粘り強く訴え、関係閣僚、各省庁に、福島の現状を御理解いただいた結果であると認識しております。
来年度は、第2期復興・創生期間の初年度であります。感染症への対応や自然災害からの早期復旧も含め、本県の復興・創生が遅滞することなく前に進められるよう、年末の政府予算案決定に向け、全庁一丸となって取り組んでまいります。
大会組織委員会を始め、関係の皆さんには、多大なる御尽力を頂き、心から敬意と感謝の意を表します。
来年3月、復興のシンボルであるJヴィレッジから聖火リレーがスタートできますことを大変うれしく思います。
震災以降、福島県は、国内外の皆さんから多くの御支援を頂きながら、一歩ずつ復興への歩みを進めてきました。そんな本県から出発する聖火は、「どんな困難も克服できる」という力強いメッセージとともに、多くの人々の「希望の道」を照らし出してくれるものと確信しております。
そして今、正に世界中が直面している新型コロナウイルスという未曽有の困難に対しても、「必ず克服できる」という勇気と希望を与えてくれるものと期待しております。
県といたしましては、感染症対策を十分に図りながら、復興五輪のスタートにふさわしい聖火リレーとなるよう、しっかりと準備を進めてまいります。
2020年甲子園高校野球交流試合が開催されましたこと、心からうれしく思います。日本高野連の御尽力に深く敬意を表します。
春の全国大会は中止となりましたが、つらく悔しい思いを乗り越え、憧れの甲子園の土を踏むことが出来た磐城高校の選手の皆さん、これまで選手を支えてこられた指導者や保護者など、関係の皆様にとって、今大会は一生の思い出に残るものとなったことでしょう。
コバルトブルーのユニフォームを身にまとい、野球が出来ることの喜びを胸に、全力で戦った磐城高校ナインの活躍は、県民に勇気と希望、感動を与えてくれました。皆さんは、県民の大きな誇りです。すばらしい試合をありがとう。
優勝、誠におめでとうございます。
皆さんは、新型コロナウイルス感染症という逆境の中、日々努力を重ね、強豪校が集う大舞台ですばらしい試合を見せてくれました。最後まで粘り強く、チーム一丸となって戦う、聖光ナインの活躍に、県民一同、大きな喜びと感動に沸いています。
強豪校と繰り広げた一戦一戦の経験を糧に、自分自身の未来を切り拓いていってください。これからも皆さんの活躍を期待しています。
大会組織委員会を始め、競技日程の調整に尽力された関係の皆さんに、心から敬意と感謝の意を表します。
来年開催される東京五輪の野球・ソフトボール競技において、今年予定されていた会場と競技日程が踏襲され、あづま球場からオリンピック全体のスタートを切ることとなりましたことは、改めて身が引き締まる思いであります。
福島県といたしましても、感染症対策に全力で取り組むとともに、本大会が、これまで国内外から頂いた多くの御支援に対する感謝の思いと、復興の現状を広く発信する機会となるよう、準備を進めてまいります。
本日、国の復興推進会議において、「令和3年度以降の復興の取組」に関する決定がなされました。
福島の復興は10年で終わるものではなく、引き続き、国が前面に立って中長期的な対応を図ることなどが盛り込まれたところであり、県や市町村の要望を真摯に受け止めていただいたものと評価しております。
県では、今後5年間の復興事業費を1.1兆円程度と見込むとともに、復興のステージが進むにつれて生じる新たな課題等に対応するための事業費も必要であることを訴えてまいりました。国においても同じ認識を持っていだたけたものと考えており、復興を成し遂げようとする強い意志を感じたところであります。
今後も、国においては、国際教育研究拠点の構築を始め、改正福島特措法に基づく移住等の促進、営農再開の加速化、税制措置などに関する施策の具体化等に向け、引き続き、被災地に寄り添った丁寧な対応をお願いするとともに、県といたしましても、国や市町村と緊密に連携し、復興の加速化に取り組んでまいります。
本法律は、復興庁設置期間の10年間延長や帰還の促進に加え、移住等の促進、営農再開の加速化、風評被害への対応など、復興・創生期間後の取組を支える仕組みとして大切な体制・制度・財源が盛り込まれたものであり、本県の要望をしっかりと踏まえて成立したものであります。
安倍総理大臣、田中復興大臣を始め、政府関係者の皆様には、新型コロナウイルス感染症対策と並行しての国会審議など、多大なる御尽力を頂き、深く感謝を申し上げます。
本改正法を最大限活用し、引き続き、国や市町村等と連携を密にしながら、本県の復興・再生を着実に進めてまいります。
本日、歴史と権威ある全国新酒鑑評会において、福島県の日本酒は、震災後最多となる33銘柄が入賞しました。
入賞された蔵元を始め、関係の皆様の御努力に深く敬意を表しますとともに、県民を代表して心からお祝いを申し上げます。
このたびの入賞は、蔵元の皆様が、震災や昨年の台風災害を乗り越え、よりおいしく質の高いお酒を造ろうという熱い思いと誇りを持って切磋琢磨され、技術を高め合ってこられた結果であり、新型コロナウイルス感染症で厳しい状況の中にある県民に大きな勇気と希望を与えていただきました。
県といたしましても来年の全国新酒鑑評会に向けて、金賞受賞数日本一を目標に、復興のトップランナーである蔵元の皆様と力を合わせて、ふくしまの酒の知名度向上、販路拡大に努めてまいります。
大野選手、長年にわたる現役生活、本当にお疲れ様でした。
ラグビー日本代表歴代最多となる98試合出場を始め、2015年W杯イングランド大会では、優勝候補の南アフリカを破るという歴史的快挙に貢献されるなど、数々の偉業を成し遂げられ、福島県民はもとより、日本中に大きな勇気と感動を届けていただきました。
常に全力で、チームのために体を張り続ける大野選手のプレースタイルは、多くの困難に見舞われながらも、そのたびに何度でも立ち上がる私たち福島県民の姿と重なり、復興に向けた大きなエールとなりました。
大野選手が身を持って示してくださったように、私たち福島県民も、困難に屈することなく、これからも一歩一歩着実に歩みを進めてまいります。
大野選手の今後ますますの御活躍と御多幸を心よりお祈り申し上げます。
本日、政府において、新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく緊急事態宣言について、全ての都道府県を対象地域として、5月31日まで延長することが決定されました。
今回の政府の決定は、全国で新型コロナウイルスの新規感染者を減少させ、医療崩壊を防ぐためにも、やむを得ない措置と受け止めております。
県民の皆さん、事業者の皆さんには、大変な御不便、御苦労をお掛けしますが、県としては、新型コロナウイルスの感染拡大の防止に向け、今後早急に対応方針を検討するとともに、政府及び全国の都道府県と一体となって取り組んでまいりますので、引き続き、御理解と御協力をお願いいたします。
新型コロナウイルス感染症については、感染拡大への不安や先の見えない地域経済の落ち込みなどに伴う県内の窮状を受けて、先月28日、自民党中小企業・小規模事業者政策調査会長である根本議員を始め、関係各省庁に向けた要望を行ったところです。
本日、閣議決定された緊急経済対策については、現在、詳細を確認中でありますが、資金繰りに窮する事業者への支援や感染拡大防止策、医療提供体制の整備等、本県の実情が反映されたものと考えております。
県としても、今後、具体化される国の補正予算を活用し、日々刻々と変化する状況に迅速かつ柔軟に対応できるよう、県民生活を守るための施策を早急に取りまとめ、最優先で対応してまいります。