知事定例記者会見
■日時 令和8年5月25日(月曜日)10時00分~10時14分
■会場 応接室
【質問事項】
1 ひょう被害について
2 大相撲五月場所において若隆景関が優勝したことについて
3 設置期限後の復興庁の在り方について
4 福島復興浜通りセンターの本格始動について
5 企業の農業参入について
【質問事項】
【記者】
先日のひょう被害の件です。先週、知事が実際に視察されたかと思いますが、改めてこのひょう被害に対する受け止めと、今後の支援に関する検討状況をお伺いします。
【知事】
先日の降ひょうにより、七つの市町村において、モモやブドウなどの農作物への被害が発生しました。
被害調査の速報では、被害額が5億7千万円、被害面積が136ヘクタールとなり、近年では、令和4年度の降ひょうに次ぐ大きな被害となっています。
先週、私自身も現地を視察させていただき、被害の大きさを実感しております。
懸命に取り組まれている農家、生産者の皆さんの心が折れることなく、今後も営農を継続していくことができるよう、引き続き、JA等と連携しながら、技術支援を行うとともに、県としての必要な対策について検討してまいります。
【記者】
ひょう被害に関して、具体的に、どのような技術支援が考えられるでしょうか。
また、間もなく6月議会ですが、補正予算で何か検討されるお考えはあるでしょうか。
【知事】
まず、ひょう害に関する技術支援であります。今回は、まだ実が小さいうちに、また、摘果をしている最中に傷を受けてしまいました。
今後、病害虫等を防除し、大事に育てていくためにどういった対応が良いかは、それぞれの畑によって状況が異なると思います。
県の専門家やJA等とも連携しながら、生産者の皆さん、一軒一軒の状況に見合った技術支援、対策を、是非、サポートしていきたいと思います。
また、今後の対策につきましては、今、正に検討しているところでございます。
今後、県議会等の御意見も頂きながら、県としての対応をしっかり整理してまいります。
【記者】
若隆景関が優勝されました。
知事も間近で御覧になったかと思いますが、改めて受け止めなどをお願いいたします。
【知事】
大相撲五月場所において、令和四年三月場所以来、二度目の優勝を果たされた若隆景関、誠におめでとうございます。
県政150年という節目の年に、本県出身の若隆景関が幕内最高優勝という快挙を成し遂げられ、郷土力士に県知事賞をお贈りできたことを本当にうれしく思います。
若隆景関の御努力、そして荒汐親方、御家族を始めとする皆さんの御支援に心から敬意を表します。
令和五年三月場所において大きなケガに見舞われ、一時は幕下まで番付を落とされた若隆景関が、再び厳しい稽古を積み重ね、一番一番、気迫あふれる取組で勝ち星を重ねていく姿は、正に福島の不屈の精神と誇り、「ふくしまプライド。」を体現したものであり、復興に向けて一歩一歩、歩みを進める私たち県民に大きな感動と勇気を届けていただきました。
まずは、今場所の疲れを癒やしていただき、心身ともに万全の状態で稽古に励まれ、今後とも力強い取組を見せていただくことを期待しております。
【記者】
若隆景関の相撲を御覧になって、どういったところが強さだと感じられましたか。
【知事】
今回、15日間の本割の取組を拝見する中で、やはりすばらしいと感じたのは、「平常心」です。若隆景関は本当に平常心を保っておられた。一番が終わった瞬間に「次は明日の一番だ」と切替えて、これを継続していく姿、この平常心が正に今回のすばらしい快挙につながったと思います。
また、サポーターやテーピングを付けている姿を拝見しており、決して体調は万全ではなかったと思います。先場所も途中から休場という状態でありましたが、そのような中でも、(観戦している側に)痛みを一切感じさせることなく、基本を徹底して大事にしながら取組を行っている姿に、私自身も感銘を受けました。NHKの解説の皆さんが、若隆景関の相撲に対して敬意を表し、立派だと褒めている姿を見て、非常にうれしく感じたところであります。
さらに、若隆景関にとって、荒汐親方や御家族の存在が非常に大切だったということを、昨日の優勝インタビューでも感じました。こういった支えがあったからこそ、あれだけのケガや苦労を乗り越え、今回のすばらしい結果を成し遂げることができたのだということを間近で拝見することができました。
これまで、佐藤雄平知事と私で県知事賞を40回重ねてきていますが、初めて郷土力士に直接、賞状と赤べこトロフィーを進呈できたことに感動しました。なかなか表情を変えない若隆景関ですが、お渡しした瞬間だけ、少し笑顔になったかなという印象を受けております。
加えて、会場の皆さんが、若隆景関の登場や相撲が終わった瞬間に温かい拍手、声援を送っている姿にも感動しました。
【記者】
高市首相が22日の参院本会議で、防災庁設置後の復興庁の役割、機能は引き続き必要だという認識を示されました。
以前から県内では、「防災復興庁」の形になると復興の色が薄れてしまうのではないかという懸念の声があったかと思いますが、知事の受け止めをお願いします。
【知事】
復興庁の設置期限後の在り方について、県ではこれまで、福島復興再生協議会や政府要望など、様々な場面において、第3期復興・創生期間以降も、復興庁が復興の実現に向けた司令塔機能や、予算を含めた総合調整機能をしっかりと発揮し、国が前面に立ち、福島の復興に最後まで責任を持って取り組むことを求めてきました。
そうした中、今年3月、高市総理は「福島県の復興に向けた取組や、復興庁が果たしている役割はいささかも損なわれないようにしっかりと対応する」と述べられました。
さらに、先週、高市総理は、参議院本会議において、「復興庁が果たしている役割や機能が、引き続き必要であることに変わりはない」と述べられるとともに、「福島の復興は中長期的な対応が必要であり、引き続き、国が前面に立って取り組むという政府の方針に変わりはない」と発言されました。
今後も、福島の復興は長く厳しい戦いが続きます。引き続き、避難者の帰還や生活環境の整備、産業・生業の再生等の取組を一つ一つ着実に進めてまいります。
【記者】
昨日、双葉町で「福島復興浜通りセンター」が本格始動しました。こちらへの期待をお願いします。
【知事】
昨日、双葉町に設置された福島復興局の新しい拠点である「福島復興浜通りセンター」において、本格始動に向けたセレモニーが執り行われました。
「福島復興浜通りセンター」におかれては、復興の最前線に位置する拠点として、現場主義を徹底され、自治体ごとに抱えている課題が異なっていることをしっかり踏まえながら、復興に向けた取組を強力に推進されることを期待しています。
県としては、引き続き、国と緊密に連携をし、地元自治体と真摯に協議を重ね、その意向を十分に踏まえながら、避難者の帰還や生活環境の整備、産業・生業の再生など、避難地域の復興・再生に一つ一つ着実に取り組んでまいります。
【記者】
先々週、南相馬市で農業担い手課が、機械化のプロジェクト、デモンストレーションを行っていました。県内農業への他県企業による参入が念頭にあるかと思います。今年度は改めて補助金を立ち上げられた狙いと、これまでの経緯、他県との比較などをどのように捉えているかお伺いします。
【知事】
福島県の農業をしっかりと再生・維持していくためには、大規模化や集約化が経済効率の面でもプラスとなる部分があります。その際、まずは、スマート農業をできる限り導入し、効率的に取り組んでいくことが重要です。
県では、県全体でスマート農業に取り組みやすくするため、農業機械を数センチ単位で正確に自動運転できるような準備を広域的に進めております。
農地の集約化が進んだ場合、専業農家の方に頑張っていただくというやり方や、地元で農業法人を立ち上げて、様々な方を雇用しながら対応していくというやり方もございます。昨今、特に避難地域等では、企業が参入し、使われていない農地を再生させ、様々な作物を展開する取組が進んでいるところもあります。
一方で、兼業農家の方々が、それぞれの里山や中山間地域の農業を支えることも重要です。国の施策と県の施策を連動させながら、できる限り農地の維持・再生に取り組んでいくという、この双方向で対応しております。
今後も、農業は、食料安全保障の観点からも、国全体にとって重要なものとなります。福島県は47都道府県の中でも3番目に広い面積の県です。この広い県土面積と優良な農地をいかしながら、お米や野菜、フルーツなどの農業を維持していくことが、「農業県ふくしま」としてのこれからの課題であり、しっかりと取り組んでいきたいと思います。
(終了)
【質問事項】
1 ひょう被害について
→農林水産部農業振興課 電話024-521-7337
2 大相撲五月場所において若隆景関が優勝したことについて
→企画調整部文化スポーツ局スポーツ課 電話024-521-7742
3 設置期限後の復興庁の在り方について
→企画調整部企画調整課 電話024-521-8624
→企画調整部避難地域復興局避難地域復興課 電話024-521-8434
4 福島復興浜通りセンターの本格始動について
→企画調整部避難地域復興局避難地域復興課 電話024-521-8434
5 企業の農業参入について
→農林水産部農業担い手課 電話024-521-7343