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下水汚泥から検出されたヨウ素について

印刷用ページ表示 更新日:2017年2月23日更新

「下水汚泥から検出されたヨウ素について」 ご質問にお答えします。

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Q:

平成28年以降も下水汚泥から放射性ヨウ素が確認されているようですが、まだ福島第一原発から放射性ヨウ素が飛散しているんですか?

A:「下水汚泥から検出されたヨウ素について」

県では下水道終末処理場の脱水汚泥について放射性物質濃度を測定していますが、平成28年の測定でも放射性ヨウ素の検出があります。

参考:http://www.pref.fukushima.lg.jp/site/portal/gesuido16.html

 この原因については、以下の理由により放射性医薬品(放射性ヨウ素)が検出されている可能性が高いと考えられます。

 (1) 現在の福島第一原子力発電所は、放射性ヨウ素を生成するような反応(臨界)が停止している状態であり、東京電力による追加的放出量の評価では、再臨界の兆候は確認されていません。

 (2) 県が発電所周辺で実施しているダスト等の測定でも、放射性ヨウ素は検出されていません。

 (3) 放射性医薬品(放射性ヨウ素)は、甲状腺がんの診断や治療等に広く使われているものであり、県内の医療機関で使用していることを確認しています。 

  • 投与を受けた患者は、体内の放射性ヨウ素残存量が500,000,000ベクレルの基準を下回れば、放射線治療病室等から退出・帰宅ができることになっています。

    【参考:「放射性医薬品を投与された患者の退出について」(平成10 年6月30 日付医薬安発第70 号厚生省医薬安全局安全対策課長通知)】

  • 投与を受けた患者から排泄されたものについては、通常の下水道終末処理により、放射能レベルの十分低いものとなり、自然界や生活環境に影響ないものとされています。 

(平成29年2月)
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